タイトル | : マメなメンテナンスで寿命が変わります。 |
投稿日 | : 2005/06/11(Sat) 11:34 |
投稿者 | : Mr,全噴 |
馬力さん、こんにちは。
書き込みを拝見しているとご自分の車をどうしたいの
か?ではなく、200馬力のエンジンに興味があるよう
ですネ!
まず、エンジンがブローし易いか?については、確かに
し易くなります。
ノーマルが110〜120馬力のエンジンを倍近くの
200馬力にする訳ですからエンジン内部のパーツに掛
かる負担も大きくなります。この負担は馬力が2倍にな
ったら負担も2倍!!では無く二乗倍になります。
つまり馬力が2倍になるとパーツには4倍の負担が掛か
るようになります。
これは皆さんが運転免許を取る時に学んでいる、衝突し
た時の衝撃と同じなんです。
「30km/hで壁に衝突した時の衝撃と、60km/h
で衝突した時の衝撃では倍ではなく二乗倍になる。」
パワーが上がる!という事は1回の爆発力(発熱カロリ
ー)が上がる事なのは判りますよネ?
爆発力が上がって、レスポンスを良くした事で
バルブやピストン、コンロッド、クランクが動く速度も
速くなっています。
ここでお解かりになると思いますが、爆発力と速度が
上がって衝撃による負担がノーマルとは比べ物にならな
いくらい大きくなりますからパーツ疲労が早く、ブロー
し易くなる訳です。
ブローする理由はこれだけではなく、クリアランスが広
がった事による「打撃研磨」や「デトネーション」や
ら、発熱カロリーが上がった事による「温度管理不良」
などいろいろな要素があります。
ですからブローさせない為にも修理のOHではなく
「メンテナンスのOH」が必要なんです。
200馬力エンジンで筑波サ−キット(2km)を10周
(20km)走ったら、二乗倍の400kmを走った事と
同じ!と考えて下さい。
電気屋さんの言っていたNA(自然給気)エンジンの金額
の100万円はエンジン単体の金額ですのでご注意下さ
いネ。
200馬力をサーキットで走らせるにはこの他に
・給気系チューン
・燃料系チューン
・排気系チューン
・CPUチューン
・駆動系チューン
・制動系チューン
・サスペンションチューン
・空力チューン
など、これらをバランス良く仕上げて行く必要がありま
す。200馬力あってもアクセルを全開にしている時間
を長く出来ないと結果的には速くなりませんからネ!
追伸>
エンジンや車両製作には絶対の自信を持っております。
「タイムに行き詰まった」
「加速やレスポンスに納得が行かない」
「アイツに勝ちたい」
という方は一度ご相談して下さい。