> 宮城様
ご回答頂き、ありがとうございます。
> 走る場所は主に峠で、サーキットは基本いきません。 > エンジンの特性については、トルク重視と書いてしまいましたが、 > 8000rpmまで気持ちよく吹けてパワーもレブリミット付近まで出てほしいです。 > それに、町乗りも問題なくできるようにしてほしいと考えております。
上記のエンジン特性にしたいのが判りました。
ヘッドには手を入れずにカムのみの変更をお考えなら264度がベストだと思います。 この位のカムなら負圧が出るのでアイドリングも安定してエアコンを使ってもトルク不足で回転が落ち込む事も無いです。
また、トルクバンドは6,000〜6,500rpmで立ち上がるのでバルタイや排気系のセットップで8,000rpmまでなら気持ち良く吹け上がるようになります。
4スロについてですが、 お薦めはAE101、AE111の純正スロットルを使ったKITが良いんですが… AE用スロットルが付けられる専用インマニは「テックアート」さんからしか販売されていません。
しかし、レース用部品として制作されているのと、ポート形状が鋭角に曲がっているのでポン付けとは行かないのが難点! ※ぶっちゃけブログ:2016/04/09「名古屋NA6、4連スロットル取付」参照
更に、街乗り仕様にするには冷間時始動のアイドルアップユニットやエアコンのアイドルアップを行う為にISCV取付が必要。 そのISCVのエアを4気筒に分配する為のバキュームタンクの制作。
これはご検討されているTWM製スロットルを使うにしても同じです。
マルハ製は余り大きい声では言えませんが…論外ですね。 2気筒1スロットル式で1本のシャフトにバタフライが2個付くタイプで、 このシャフトが経年劣化で捻じれてしまい片方は閉じていても片方が開いてしまう! という不具合が出ます。
この不具合が出ると ・同調が取れない。 ・アイドリングが不安定になる。 ・アイドル回転数が高くなって低くならない。 ・スロットルセンサーの開度信号が安定せず、アクセルを一定にしていても加速補正が入ってしまう。 などの不調が出てしまいます。
この2気筒1スロットル式はソレックスやウェーバーキャブ、OERスポーツインジェクションも同じ形状で同じ不具合が出ます。
ただ、不具合が出たらOHに出してシャフト&バタフライを交換すれば治りますので 定期的なOHを見越せるならアリです。
ハイカムの導入に当たってのインナーシム化に伴ったメンテナンスについてですが、 インナーシムよりNB用アウターシムの方が当たり面が広いので寿命は長くなります。
但し、NB用アウターシムでは薄くてクリアランスが広くなってしまうので制作が必要で費用が掛ります。が… インナーシムの価格と比べると余り変わりません。
それに8,000rpmレブ程度ならアウターシム式でも十分回ります。 ※カムが272度以上だとアウターはNG!
メンテナンスの時期についてですが、 ヘッドをバラさないのでバルブやシートの摩耗具合やオイルのメンテナンス具合によって変わりますが、 アウターシムの場合は約5万キロ毎、 インナーシムの場合は約3万キロ毎、 が目安ですかね。
でも…クリアランス調整のメンテをする人は滅多に居ませんね! 「判っちゃいるけど…調子悪く無いから何かのついでの時に。。。」 って言われますね!
クリアランスが広くなると打撃研磨が始まってカムも削れてしまうんですけどねぇ↓
HKSのVProをご検討されるなら中古で十分だし、Ver3.1〜3.24までの物の方が安心ですよ。 新品のVer3.4や4.0を使うと点火コイルがパンクして壊れます!!
宮城県からですと高速で5時間のドライブになってしまいますから、何かの折にでもご来店ください。(^^)
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